支部長挨拶

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第71期支部長
三菱重工業株式会社 総合研究所 
製造研究部
技監・主幹研究員 

川節 望

経歴:1984年3月 鹿児島工業高等専門学校 機械工学科卒業
       同年4月 三菱重工業株式会社入社(技術本部 長崎研究所)
   2008年3月 九州工業大学大学院 博士後期課程修了 博士号(工学系)
   2015年4月 三菱重工業株式会社 総合研究所 製造研究部長
   2020年4月 三菱重工業株式会社 総合研究所 技監・主幹 

日本機械学会東海支部 第71期支部長を務めることになりました三菱重工の川節です。就任に当たり、一言ご挨拶申し上げます。​​​​​​​

1 はじめに
 2020年の年明けから新型コロナの感染が地球規模で拡大し、終息することなく長引いており世界経済の回復が大きく遅れています。またここ数年、毎年のように世界各地で大規模な自然災害が発生し、日本国内においても大きな被害を受け「これまでに経験したことがない」という表現が頻繁に使われるようになりました。地球環境が大きく変化する中、世界中でSDGsの取り組みが活発化し脱炭素化を目指す動きが加速しており、これに併せて社会活動や企業活動の在り方も大きく変わりつつあります。このような中、日本機械学会が果たす役割は非常に大きく、持続可能な社会構築に向けて貢献する組織、技術者集団として積極的に活動していく必要があると強く感じているところです。​​​​​​​

2 東海支部の活動について
 東海支部は1952年に創立され、今年で創立71周年を迎えます。この地区には日本の“もの造り”を支える大小多くの企業が活動し、産学官の連携も活発に行われ自動車、航空機などの輸送機械、それを支える工作機械などを中心に様々な機械工学の知見を展開し社会貢献してきました。今後もこの伝統を引き継ぎ、拡大して行かねばなりませんが、ここ数年、世界の産業界では、特にIT化、高速通信技術の進歩が凄まじく、これらを活用した付加価値の高い製品やサービス、ビジネスモデルを変革するDX(デジタルトランスフォーメーション)が急速に拡大しています。当然ながら、これらへの対応は先を見てしっかりと取組まねばなりませんが、一方で、機械設備や社会インフラ・構造物等の基盤は機械工学であり、機械工学なくして社会に役立つ安心・安全な“もの造り“は達成できません。日本機械学会はこれを統括する組織として、機械工学の基本原理、理論、知見、経験を次の世代にしっかり伝承していく重要な役割を担っています。
 近年、若い技術者の機械工学離れが大きな問題になっており、これは東海支部に於いても同様に重要課題の1つです。持続的で豊かな社会造りには、次世代を担う多くの優れた人材を育成し、学術研究により獲得した知の蓄積を伝え、さらに進化・発展させていくことが必須です。支部活動の活性化、入会する価値・魅力のある組織の構築、興味を抱かせて入会したいと思わせる企画と運営等々、言葉で言うのは簡単ですが、実現するには多くの時間とエネルギーが必要です。まずは、1歩ずつ着実に進めて良い先行事例を作り、これを拡大・継続していく支部活動の流れを作りたいと考えています。今期も各事業や行事は、オンライン、Web開催が主体になりますが、顔を合わせた意見交換、議論も必要であり、両方を組み合わせたハイブリッド企画も有りかと思います。 “魅力ある活動”のアイディアがございましたら、会員の皆さまからもどんどんご提案ください。実現に向けて共に考え、しっかりとサポートさせていただきます。​​​​​​​

3 おわりに
 新型コロナ対策に加え、ロシア、ウクライナ情勢も加わり先行きは不透明ですが、2022年度第71期幹事の方々、他関係される皆様方のご支援、ご助言をいただきながら、本学会が継続的に発展するように微力ながら務める所存です。東海支部が目指すべき方向を皆で共有し、One Teamで進んでいきましょう。1年間どうぞ宜しくお願いします。​​​​​​​